前回の記事で、主にロシアのワインがどこで作られているか分かりました。今回はロシアワインの格付けを見てみましょう。
-
ロシアでワインのブドウは育つの?【ロシアのワインベルト付き】
ロシアって寒い国だから、ブドウなんて育つの?そんな疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか。
ロシアの国土面積は世界で第1位と、なんと日本の...
続きを見る
ロシアワインの品質分類に関する法律は2014年12月31日に初めて交付されました。これまではアルコールの生産および流通、消費に関する法律において、 テーブルワインやスパークリングワイン等の品質管理を定めたものがありましたが、輸入された濃縮ブドウ果汁を使ったワインとそうでないものを区別する法律はありませんでした。しかしこの新しい規制により、ロシア国産ワインにおける品質管理を、 国内の原産地と結びつけるようなシステムが出てきます。これにより、ロシアワインが、生ブドウからワインの醸造まで全てメイド・イン・ロシアであることを保証することができるようになりました。ワインの個性は土壌や気候、作り方などの影響を受けるもの。今後は、原産地での固有の特徴をもつワイン造りを保護するシステムとして期待されています。
さて、それぞれの原産地表示に基づくワインの格付けはどんなものか、これからその内容を見て見ましょう。